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グリーン材を使った家を建てる
2018年4月29日ブログテーマ : スタッフブログ
棟上げ
グリーン材という言葉をご存知ですか?

恥ずかしながら私は建築には素人同然でして、初めて聞いた言葉でした。
そんな私が調べたことを書かせていただきます。
グリーン材
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木材は、伐採後すぐ使えるものではありません。
山に生えている木は、水分量が150%もあるそうです!
なので、製材後に必ず乾かします。
材木となるには20%切る位まで減らしていくんです。
その乾燥方法によって、構造材を3つに分類しており、
「AD材」と「KD材」そして「グリーン材」

AD材は、自然乾燥されたものです。
材木屋さんに製材された木が並んでいるのを一度はご覧になったことがあるでしょうか。
その積み方を「桟積さんづみ」といい、
木材と桟を交互に積んで風邪通し良くし、かつ太陽に当たるようにし乾燥をさせていく方法です。
伐採、製材後半年から1年、ものによっては2年以上かかります。
ゆっくり乾燥した木材は、木そのものがもつ油脂分で粘りをもち、耐久性がでます。
一方で、家が建ってからも水分が抜けていくので、曲がり、反りなどの変形や収縮があり、
その都度、「バキッ!」「バチン!」と音がしたり、
クロスのひび割れが出たりするということがでてきます。


次のKD材は、人口乾燥されたものです。
乾燥方法は様々で、100度以上の高温で木の細胞を壊しながら水分を抜く「高温式」
電子レンジのような仕組みの「高周波式」
低温(50度位)で除湿しながら乾燥させる「低温除湿式」
などがあり、短時間で含水率を下げて加工するため、伐採後早いもので2週間で使用可能になります。
水分がしっかり抜けていますので、
木材の変形や収縮、割れなどの建築構造上の不具合が極力少なくなり、クロスのひび割れや建て付けが悪いのではないかという不安が少なくなります。
一方で、強制的に乾燥させてしまっているので、脂身も抜け耐久性そのものも失っています。
30~40年は持つといわれていますが、100年持つ、もしくは、古民家の様な再利用は不可能になります。

そして最後のグリーン材は、天然乾燥がまだ十分ではない木材のことをいいます。
生に近い木で、AD材のメリットがより濃く、一方でデメリットもより濃く出ます。

では、なぜそのグリーン材をあえて使うかというと、
「100年、否300年と持つ家を建てる」為です。
建ててから、水分をゆっくり抜くことで、耐久性が上がり、かつ、その家の形に木が変形していくと考えます。

一昔前は、AD材が主流でしたが、最近はプレカット(工場であらかじめ切断し継手などを加工し、現場で組み立てるだけの状態にしておく技術)が普及したため、短時間で生産できるKD材へと流れが変わっていました。
短い工期を設けてどんどんと大量生産し、家も自分たちの世代が住めればいいというある意味ファストファッション化している現代で、この変化はなるようにしてなったものかもしれません。


アンドラ地方の漆喰の家
その真逆に位置した無添加住宅の建て方。
この改築した家が永く
皆様のお孫さん、曾孫さんの代まで続き
「むてんかびと」なる無添加住宅に住む方が
増えていきますよう願い、このグリーン材を選びました。


木材の鳴る音は新築、改築でも新しい木材を入れた方しかわからないものです。それを、ここで体感していただけたら、これもまたショールームとして存在価値があるかと思います。ただ、聞けるのは短い期間ですけどね・・・。

ということでぜひ、グランドオープンにいらしてくださいね(*^^)


きくちあや
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