味噌蔵のあるお家
3月11日、東日本大震災から5年。
この日を境に、がらっと日常が変わってしまいました。
沿岸は、仮設住宅で暮らしている方がまだまだ多くいらっしゃいますし、
海岸沿いの風景は、10メートル越えの防潮堤が建てられていくそうです。
海で育ってきた方々の想いをしっかり組んだ街づくりであってほしいと思います。
そして、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
さて、ナチュラルセンスでも1軒、沿岸の方で新築のお手伝いをさせていただいております。
そこに携わっている大工さんが建てたお宅です。
味噌蔵のあるお家です。
高齢のお母様と一緒にお暮しになるお宅で、
バリアフリー、
味噌蔵、
そして開放感のあるリビングにたくさんの光が差し込む窓。
と、外観からも玄関を入ってからも、どんな家なんだろう!というわくわく感がある素敵なお宅です。
スロープが付けられた玄関。
玄関わきにあるシューズクローク
車いすを置いておけるほどのスペースと、
可動式の収納棚はたっぷり収納!
これは絶対欲しいスペースです☆
オープンキッチン
隣の写真とどうして合わせたかというと、
大工さん、すべて丸く面取りしております。
キッチンもシューズクロークの可動棚も味噌蔵の段もすべて。
どのお宅も面取りしておりますが、
このお宅は住む方の事を考え、丸さが大工さんの温かみで増しております。
ずっといられるキッチン。
私なら、ここにパソコンと、焼いたお菓子を置く棚を置いたりしたいな♪
ミシンを置きたいな♪
なんて、夢の広がる、キッチンに立つ人間の憩いの空間になります!
お母様の寝室から、おトイレ、洗面所、お風呂とつながっています。
キッチンからすぐにつながる同線で、お世話の苦労も少し減っていくと思います。
リビングは開放感のある空間。
明かりが十分すぎるほど取れる、幸せ空間です。
どうぞ、お施主様が末永くお暮しになれますようお祈り申し上げます。
どうもありがとうございました。
きくちあや