チョコレート&フェアトレードの勉強会
北上コンクオープンハウスで、たべものがたり⑤「おいしいチョコレートの裏側で~フェアトレードでつながる世界~」を開催しました。
講師は花巻市にあるフェアトレード&エコロジーショップ「おいものせなか」の新田史実子さん。
お店では作る人買う人にやさしいフェアトレードの商品の他に、自然食品や石けん、書籍などが並んでいます。隣にはカフェも併設され、フェアトレードドリンクが飲めます。いろいろな社会問題の本も読むことができます。
私自身、長女の出産をきっかけにお店に出会い、それからは価値観が変わってきました。
チョコレートが注目されるバレンタインの2月に取り上げたい話題でした。
定員超えでにぎやかにはじまりはじまり。
まずはいつものようにスライドを使ってお勉強。
市販されているチョコレートは、その多くが児童労働によってカカオが生産されています。
賃金が安い労働力として人身売買も行われている実態。
わかっていたつもりですが分かっていなかったこと。
学校に行けずに働き、身体を壊してしまう子ども達の姿に、胸が締め付けられるようでした。
ランチはネパールカレー。
ネパールで生産される新鮮なスパイスを使った野菜とひよこ豆のカレー。
ネパールカレーは難しそうですが、とっても簡単。
おいものせなかでもスパイスを販売しているので、ぜひ試してみてください。
もちろんとってもおいしくいただきました!
ネパール大地震の影響もまだ色濃い現地では、まだ住居も壊れたまま、ライフラインも断たれたまま、仕事もない状況が続いています。継続してフェアトレードの受注があることが、生活を支えるだけでなく、生きがいにもつながっているそうです。
そしてもう一つのお楽しみはチョコレートの試食とフェアトレードドリンクでのお茶タイム。
フェアトレードチョコはミルクやラムなど数種類出していただきました。
ドリンクはネパールシリンゲ村のコーヒーと、レモングラス入り紅茶をご用意。
チョコはしつこさがないのに濃厚な味わい。
以前より種類も増えてバラエティーにとんで、選ぶのも楽しいです。
労働の対価も権利もきちんと守られ商品になっている、安心で安全なチョコレートです。
作る人も食べる人も幸せになれるチョコレート。
この日は販売もしていただいたので、バレンタイン用に、自分用にみなさん(私も)購入されていました。
フェアトレード商品の他にも社会問題を取り上げた雑誌も持ってきていただきました。
一見平和に見える私たちの国も、今はとてもあやうい状況にあります。そういうことをきちんと考え、共有ししていくことが大切なんだと思います。
ただ物を売るだけではなく、いつもたくさんの気づきを与えてくれるおいものせなかさん。ありがとうございました!
私も自宅を建てるときに無添加住宅の資材がどのように日本にきているか質問したことがありました。
本部の方が丁寧に答えてくださって、納得して家を建てることができました。
安いものには安いなりの理由があることを知って、買うものを選ぶこと。
「消費は投票と一緒」という言葉に、消費者の責任を感じます。
使い捨てではないもの、未来に残したいものを立ち止まって考える時期が来ていると感じます。
ちだゆうこ