季節の変わり目だから…?
先日、久しぶりに家族がそろってお休み
ということもあり、
北上市のショッピングセンターへ出かけました。
3月は、年度を終えるにあたって様々な行事も重なり、
少々疲れ気味(-_-;)
昼夜の寒暖差も加わり体調を崩していました。
少しだるさを感じながらも、家族の休日を楽しもう!
と、気持ちは軽く出かけました。
ショッピングセンターで、
各々ショッピングを楽しんでいると
目に違和感を感じました。
その後、だんだんと目の痛みは強くなり、
頭痛まで…
この感じ、
今までも何度か味わったことのある症状です。
始めてこの症状を感じたのは、
結婚して新居に置くための家具をえらびに、
盛岡のとある家具やさんへ行った時でした。
目にチクチクと刺すような刺激から痛みを感じて、
涙がとまらなくなり、
目をひらいていられなくなりました。
そのとき、感じていたのが〝シンナーの臭い〟
わたしは、独身時代も建築関係の
仕事をしていましたので
〝この臭い〟〝この症状〟から、なんとなく
これが、〝シックハウス〟の症状かな…
と思っていました。
その後も、家具やさんに行くたびに
この症状を自覚していました。
幸い、その建物から出てしまえば
症状は楽になりますし、
他の新築の建物などでも症状がでることは
ありませんでしたので、私の場合は
この症状に対して考えすぎることもなく
やり過ごすことが出来ました。
事前に〝シックハウス症候群〟
という言葉を知っていたこと、
〝シックハウス症候群の発症原因〟
が何にあるのか知っていたこと、
で、冷静に対処できたことが大きいと思います。
5,6年ほど前に、この奥州市の小学校でも、
〝シックスクール症候群〟の症状を
複数の児童がうったえたことがありましたし、
「聞いたことある」という方は
少なくないのではないでしょうか?
この〝シックハウス症候群〟という病気は、
簡単に説明すると、
人それぞれが体内に、それぞれの大きさの
ビーカーを持っていてそこから溢れだした科学物質に、
アレルギー反応が出た症状です。
※シックハウスの詳しい情報は厚生労働省のこちらの
ページをご参照ください
生活環境におけるシックハウス対策のページ
したがって、ビーカーの大きさには個人差があるので、
簡単に溢れる人もいれば、
なかなか溢れない人もいるわけです。
私の場合は、シックハウス症候群の原因である
化学接着剤を製造過程で多量に使用する〝合板〟を、
大量に使用して作られた家具が、
これまた、大量に展示してある場所で発症しました。
(私が感じたシンナーの臭いはこれですね。)
わたしのビーカーの容量から
さすがに溢れだしてしまったということです。
(自分では自分のビーカーがそれほど
小さくはないと思っています)
上記にご紹介している厚生労働省のページを見てもらえば
わかるのですが、原因や症状は千差万別です。
ビーカーの容量が小さく、
かなりつらい思いをされている方もいますし、
私のように、あまりにも多量にある場所
でのみ発症している人もいます。
そして、なかにはこの〝シックハウス〟という症状を
理解されず、苦しんでいる方もいるのです。
『新築』という夢や希望にみちあふれているとき、
水を差されるように感じる方もいるかもしれませんが、
化学接着剤を大量に使った家を建てる前に、
シックハウス症候群を知っていてほしいと思います。
〝知っていたら回避できること〟なのですから。
さとうまこと