無添加住宅の誕生の秘話
本日は無添加住宅がなぜ生まれたのかを、お話ししたいと思います。
きっかけは一人の奥様でした。
その奥様のご家庭でリフォーム工事を行いました。
ところが工事が終わってからどうも奥様の体調がおもわしくない。
目がチカチカする。のども痛くて頭もふらふらする。
はじめは体調が悪いのはリフォーム工事のせいだとは考えていなかったそうですが、お医者様であるご主人が当時アメリカで指摘されはじめていたためシックハウスではないかと気づかれたそうです。
そしてその原因は、接着剤や有機溶剤に含まれる化学物質だったのです。
現在住宅を建てる際に、日本の法律で禁止されている化学物質がどれくらいあるかご存知でしょうか?
実は・・・ホルムアルデヒド、クロルピリホス(シロアリ駆除在)の2物質だけです。
よく耳にするトルエン、キシレン等は入っていないのが現状です。(厚生労働省の指針値はありますが・・・)
シックハウスと気づかれたお客様が、相談されたのが無添加住宅の開発者である秋田憲司氏でした。
いろんなハウスメーカーをまわり、話を聞いてもなかなか納得のいく回答が得られなかった末でのご訪問でした。
かねてから、コスト優先・効率優先・画一的で、まるで使い捨てられるように生産・消費されていく日本の住宅事情に疑問を抱いていた秋田氏は、この出会いの先に進むべき道がひらけているのを感じたそうです。
目指したものは化学物質がなかった昔にならい、自然生まれの建材だけを用いて、人の身体に本当にやさしい住宅を建てること。
そうして素材を吟味し、工法を工夫し、試行錯誤を繰り返しながらご依頼の家が完成しました。
お客様は「住み始めたその日から症状がでなくなった」と喜んでくださったそうです。
そしてこの住宅がのちに「無添加住宅」と呼ばれる第一号となりました。
これが1999年のことです。
私どももその考え方に共鳴し、、2006年より正規代理店となり現在にいたります。
無添加住宅を始めてわかったことは、岩手にもシックハウス等で苦しんでいる方が結構いらっしゃるということでした。
そういう方々のお役にたてればと常々考えております。
菅原