煙突ができました
八重桜が散り始めた晴れた朝、煙突に石を貼る作業が始まりました。
お二人の職人さんが協力しながら貼っていきます。
この石は御影石の表面に凹凸を残して削っています。
無添加住宅ではこの石を錆バラ石と呼んで扱っています。
私は最初、ただレンガを重ねるように組み合わせていくだけだから、そんなに大変な作業だとは思っていませんでした。
しかし夫から、「すごいよ」と言われ、何がそんなにすごいのか度々外に出ては眺めていました。
そこで気づきました!
石をただ整然と貼っているのではなく、方向や幅を調整しながら、その場で削って(砥いで)ぴったりに合わせていくのです。
はめては調整し、はめては調整し、バランスを見ながら丁寧に作業は進んでいます。
下から見ると一見小さく見える煙突ですが・・・・。
近くで見るとこの迫力!
こんなに大きい煙突と向き合うこと丸一日。
夕陽がさす頃にはこんな素敵に。
あとは脇を少し残すのみ!
そして出来上がり。
手仕事ならではの美しく優しい仕上がりです。
一つ一つに職人さんの誇りと愛情を感じます。
左手には山桜が満開です。
花は小さく、色も淡いですが、はかなげな美しさ。
春の移ろいとともに、家づくりエピソード2も進んでいきます。
ちだゆうこ